プロスポーツ選手の必要経費とは、選手活動を継続していくうえで必要な費用のことをいいます。
そのため、プロスポーツ選手として収入を得るために必要な支出であれば、必要経費になりえますが、それ以外の支出は必要経費に該当しません。
また、プロスポーツ選手各人の事情などによって、該当する必要経費が異なるため、人によって該当する必要経費が変わってきます。
そこで、どのような費用が必要経費に該当する可能性があるのか、その一例をまとめると、次のような項目が考えられます。
必要経費の項目 | 具体例 |
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消耗品費 | 競技用品(バット、スパイク、ラケット、ゴルフクラブなど) トレーニング用品(トレーニング道具、トレーニングウェアなど) |
旅費交通費 | 試合、練習、TV出演、取材などのための交通費(電車代・バス代・タクシー代・飛行機代など)、宿泊費、駐車料金 |
接待交際費 | 支援者や後援者との会食費、お土産代など |
新聞図書費 | 競技に関する新聞、雑誌、書籍、DVDなどの購入費 |
給料手当、支払手数料 | 専属のトレーナーや専門家を雇ったときに発生する顧問料や給料など |
地代家賃 | 事務所、トレーニングルーム、倉庫の賃料など |
トレーニング費 | ジムや練習場の施設利用料 |
健康管理費 | 鍼灸、マッサージの費用、プロテインの費用 健康管理、体調管理に要する費用 |
衣服費 | 衣装代、ヘアーセット代などの費用 |
損害保険料 | 試合中、練習中、仕事中などの傷害保険料 |
このようにさまざまな必要経費が考えられますが、実際に確定申告額を計算するときには、何が自分の必要経費に該当するのか、判断が難しいこともあるでしょう。
そのため、スポーツ分野に詳しい税理士に相談することをおすすめします。
各プロスポーツ選手の個別の事情を踏まえながら、必要経費に該当する費用を計上し、適切な金額で確定申告を行うことが可能です。
確定申告の手続きにお悩みや不安な点がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。